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【後編】「PRX Studio Q」はじめます。

前編では、「PRX Studio Q」(以下、Q)立ち上げの経緯と、Qに込めた「熱量」についてお話ししました。

後編となる本記事では、Qのチームとしての特徴や、クライアントのためにどんなことができるのかについて具体的にご紹介します。

こんにちは、PRプロデューサーの根本陽平です。

Qのミッションは「クライアントの熱量を世の中に届けきること」。そのためにはまず、そもそもクライアントがどんなことを考え、どんな課題を抱えているのか、世の中からどう思われ語られたいのか、というお話をより正確に把握する必要があると考えています。だからこそ、対話の時間を確保したい。でも、クライアントは忙しいですし、リソースをそこまでかけられません。そこでQでは、PRの「基礎的な知識」の説明や目線合わせの時間を最小限にできるように、独自のメソッドやツールの開発に注力し、クライアントとの「共通言語」を増やすことに努めています。


独自メソッドをクライアントとの共通言語に

コロナ禍で分断が加速する時代——。PRに最も必要とされるのは、クライアントと社会がよい関係になっていくための合意形成のお手伝いだと思っています。そして、そのためにはまず、我々自身とクライアントとの合意形成に齟齬(そご)がないことが重要です。

Qではメソッドやツールを活用し、考え方やプランニングフローを体系化、言語化していくことでクライアントとの共通言語を増やしています。PRが広告やプロモーションと混同されていたり、PRのモデルやメソッドが確立されていなかったり、共通言語がまだまだ足りない故に、時にはPRプランナーとクライアントの理解にズレが生じてしまうことも。これはPRパーソン自身の怠慢でもあると思っているのですが、我々は自分たちのPRの技術や枠組みを整理し、もっと社会に浸透させる必要があるのです(自戒を込めて)。 

そのために、クライアントとの成功体験をそこで終わらせず、後輩たちや似たような壁にぶつかっている他のクライアントさんでも使えるようにメソッド化することを心掛けています。これは私たちとクライアントの関係においてもそうですが、クライアント社内で合意形成することにも使えるフォーマットになることを意識しています。

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共通言語や共通ルールができれば、同じゲームのルールで戦略・戦術の話ができる。逆にここがズレると交わることはないので、プロジェクトを進めていくにつれて違和感が広がっていき、ストレスになってしまいます。なので、メソッドはなるべく一般にも公開して多くの人に使ってもらうようにしています。

PR会社の概念をアップデートするQの三つの特徴

Qが約束するのは、これまでのPR会社の枠を越えたPRの「トランスフォーメーション」。経営、R&D、マーケティング、人事など、あらゆる領域に「PR視点」を取り入れ、手段を問わずプロジェクトをデザインすることで、ビジネスに新しい成果をもたらしていきたいと考えています。
これを実現するための、「Q」の特徴はこの三つです。

①「独自のインサイト分析」

ソーシャルメディアの声、専門家の声、n=1の声など独自のメソッドでインサイト分析を行います。詳しくは今後noteでご紹介予定ですので、ぜひお読みください。いいアイデアはするどいインサイト発見から始まると思っており、すごく大事にしています。

②「一気通貫したPESOメディアプランニング」

広告やパブリシティに限らず、ソーシャルメディアや自社メディアなど企画・アイデアから情報流通設計までPESOメディア全体を一気通貫してプランニングします。PESOメディア設計についてはこちらをご覧ください。PR会社の領域は、E(Earned)やS(Shared)である、という考えもあるかもしれませんが、QではPaid(広告)も必要であれば有効活用していきます。

③「手段を問わないプロジェクトデザイン」

マーケティング領域だけでなく、経営、商品開発、インターナルなどあらゆる領域においてPR視点からブランドのアクションを開発します。最初から手段を決めるのではなく、目的を達成するためにあらゆる手法を駆使する柔軟なアプローチを心掛けています。

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目指すはクライアント、生活者、社会の「三方良し」プランニング

と、ここまで少し専門的な話をしましたが、私たちが目指すのは「三方良し」のプランニングです。現代では、クライアントの課題と、生活者が抱えている悩みや課題、そして、社会全体の課題はより密接に絡み合っていると思います。いいPRの定義は、この三つを一気に解決できる力を持っていること。クライアントの熱量を世に届け、クライアントだけでなく生活者や社会全体をよくする、そんな三方良しのプランニングを実装するチームを目指します。(本当は八方良しぐらいいきたい…笑)

三方𠮷

そのために日々学び、インプットとアウトプットを回していく必要があります。案件を案件で終わらせるのではなく、そこから得た技術的な視点を知見として蓄えていき、チーム全体で前進していきたいと思っています。

目まぐるしく変化するこの時代に、PRのプロとして、同じ志を持つ人は協力し合い、お互いを高め合って産業として大きくなっていかなければなりません。これを読んで、少しでも共感してくれた方は、ぜひご一緒させてください。

それでは、「PRX Studio Q」をはじめます。


PRX Studio Q 公式サイト
https://prx-studio-q.com/

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