【PRメソッドまとめ】さくっと読める!2023年ベスト8記事ダイジェスト
こんにちは!
電通PRコンサルティングのプランニング専門チームPRX Studio Qです。
私たちのnoteをお読みいただき、ありがとうございます。
このnoteでは、企業/ブランドのPR・広報担当者や、PRに関心のある方に向けて、PRのキホンを分かりやすく伝えたり、これまで体系化されてこなかったPRの技術をツール/メソッド化して発信したりしています。
今回は、2023年に公開した記事の中から、おすすめ記事をカテゴリーごとに抜粋し、それぞれのポイントを一言ずつご紹介していきます。
忙しくてなかなかじっくり読む時間がない…という方や、ポイントだけ知りたい!という方におすすめです。
〔PRのキホン編〕
❶「PR」ってなに?|「アピール」でも「#PR」でもない“PRの本質”を考える【基礎編】
PRと聞くと、どんなものをイメージしますか?
「#(ハッシュタグ)PR」や「アピール」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、PRの本質的な意味は、いずれも少し違うと考えています。
PRには「思考」と「手法」があり、「思考」の部分が本質です。
PR思考とは、世の中と企業/ブランドのよい関係づくり、双方が重なる部分を探すこと、つまり、世の中の関心や課題に対し、企業/ブランドがどう応えられるかを考えることです。手法は、その本質に沿ったものであれば選択肢は多くあります。
記事では、PR思考について、事例も交えながら詳しくご紹介しています。
〔アイデアのヒント編01〕
❷“思いつき”のアイデアから脱却する「なるほど!イシュー」の見つけ方
よいアイデアには、単なる思いつきではなかなかたどりつけません。
さまざまな事例を分析していくと、「よいアイデアとは、“なるほど!”なイシューから生まれている」ということが分かります。
記事では、そんな「なるほど!イシュー」を設定するときの3つの条件を解説しています。
思いつきでなく、世の中のイシューを可視化することで生まれたアイデアは、多くの生活者に気付きを与え、行動に変化を起こすきっかけとなり得ます。
まさにPRの本質である、「世の中とのよい関係づくり」につながります。
〔アイデアのヒント編02〕
❸情報発信は「モーメント」が大事。365日のうち「いつ」が最適?
企業が情報発信をする上で、「24時間/365日のうち、最もその情報に興味を持ってもらいやすいのはいつか?」、つまり「モーメント」を意識するという視点はとても大切です。
また、発信したい時期が決まっているなら、そのモーメントにマッチする内容をアイデアに落とし込むことで、生活者から関心を持ってもらいやすくなります。
モーメントは長いスパンのものから、1分単位のものまでさまざまです。企業/ブランドや発信したい内容にマッチするモーメントを一度洗い出してみるのがオススメです。
〔ソーシャルメディアの発信コツ編01〕
❹X投稿3,000件超を分析|企業の『ポジバズ』が起きる5つの衝動とは
ソーシャルメディアで「ポジティブなバズ(ポジバズ)」を起こしている企業/ブランドの発信にはどんな傾向があるのか、3,000件以上の投稿を分析しました。
分析の結果から、ポジバズが起きるときに生活者が抱きやすい衝動を考察し、5つに整理しました。
こうした「5つの衝動」を抱いてもらうにはどんな発信がよいか?逆算してアイデアに生かしてみることもオススメです。
炎上や誹謗(ひぼう)中傷など、ネガティブなバズも起こりやすいソーシャルメディア。企業/ブランドがポジバズを起こすことで、さまざまなステークホルダーとよい関係を築き、ソーシャルメディアをもっとよい空間にすることにも寄与していくはずです。
〔ソーシャルメディア発信のコツ編02〕
❺「企業ショート動画」のつくり方|3つの基本ポイント(フレーム/演出/編集)
企業ショート動画を初めて運用する方向けに、埋もれない/離脱されない/がっかりされない動画をつくるために必要な3つの要素を解説しています。
記事では、企業ショート動画制作における、基礎的な3つの要素について具体的に解説しています。
〔テレビプロモート編〕
❻テレビの画づくりは「4つの“え”」がポイント|画・映・得・え!?
テレビ局のディレクターや記者の方へヒアリングを行い、テレビから取材されるための「画づくり」について4つのポイントを解説しています。
この4つ のポイントから逆算して必要な要素を事前に用意し、プレスリリースに入れ込んだり、メディアプロモートの際に案内したりできると、メディアの方に取材・報道するイメージをつかんでもらいやすくなります。
〔調査PR編〕
❼調査PRとは【基礎編】|ファクト発掘でWHYとNEWを強化する
「調査PR」とは一般的に、企業/ブランドの商品やサービスに関連する生活者の傾向、社会の潮流について調査を実施し、その結果を活用したコミュニケーションを行ったり、その商品やサービスによって解決したい世の中の課題を提起したりするPR手法の一つです。
一方で、調査結果の内容自体が驚きや共感を生む場合、新商品や新サービスと同様に「企業/ブランドの新しいコンテンツ」となり得ます。
記事では、そのようなコンテンツにもなり得るデータを発掘するための、調査設計のコツを解説しています。
ポイントは、「WHY」と「NEW」。
❶WHYは、企画の「起点」や「背景」を指す、企業/ブランドが“なぜ取り組むのか”という理由を明らかにすることです。データを活用すると、企業/ブランドが一方的に意見を主張するよりも説得力が高まります。
❷NEWは、調査結果そのものに、生活者やメディアが驚きや共感を感じるような、ニュース性があることもポイントです。
〔企画の振り返り方(KPI)編〕
❽「KPIピラミッド」|PR/広報の効果を6つの視点で可視化してみよう
PR/広報において、商品の売り上げなど分かりやすい数字で測れない場合があったり、他のコミュニケーションとの融合で単体の効果を示しにくかったりして、KPIの設定や効果の測定がしにくい…という悩みはよく聞きます。
そんなKPIを味方にするための2つの考え方、「KPIピラミッド」と「KPTフレーム」をご紹介しています。
「KPIピラミッド」は、指標を「認知拡大」「意識変化」「態度変容」の3段階に分けた上で、定量だけでなく定性の視点を入れ、計6つの視点で整理する方法。
特定の指標のみで判断してしまうと、「リーチができていない」「意識変化につながらなかった」と結論づけてしまう可能性がありますが、多面的な指標で振り返ることで、効果を可視化することができます。
さらに、中長期的なプロジェクトや複数の施策を進行するプロジェクトにおいて、KPIをトレースするためのフレーム「KPTフレーム」もご紹介しています。
よかったこと(Keep)だけでなく、問題や改善したいこと(Problem)に加え、さらに、それらを踏まえて今後挑戦したいこと(Try)もセットでフィードバックすることで、次の取り組みに活用することができます。
今後もPRや広報に関するさまざまな情報を発信しますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
PRX Studio Q (電通PRコンサルティング)では、企業やブランドのPR戦略立案から企画、実行までをワンストップで対応いたします。PRスキルアップセミナーやアイデア発想ワークショップなども実施しています。ご要望に合わせて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。